
献立を立てると時短になるのか問題についての考察
家事の中でも、
- 買い物リストをつくる
- 買い物に行く
- 冷蔵庫などにしまう
- 献立を考える
- 調理する
など多くのタスクが混在して長時間かかる食事の支度。
ここをいかに楽に進めるかは、常に多くの「料理を作る立場の人」の関心事だと感じる。
私は一人暮らしの独身時代は三食外食で自炊ゼロ(1年に2回くらい)だったので、結婚して専業主婦になった頃は本当に苦労した。
毎日15時くらいに支度をはじめても、19時の夕飯に間に合わない。レシピを見ても、調理方法がわからないからいちいち時間がかかるし、包丁で何かを切るにも時間がかかった。そのくらい何もできないところからスタート。
それでも結婚14年が経過し(その間2年くらいは夫が夕飯の支度をしてくれていた時期もあるけれど)、その他10年以上ほぼ毎日調理をしている。
我が家は上の子が小さい時に牛乳と卵アレルギー、下の子は今もまだ小麦粉アレルギーがあるので基本的には総菜も、外食もしない。カップラーメンも麺類も原則なし。そんな「強制的にストイックに調理生活」を送っているとやっぱりだんだんと「マイスタイル」(←なぜ英語で言った?)も確立されてきて、効率的になってきた。
私の場合は、
「週2回ざっと1万円くらい買い物をして、その日の朝冷蔵庫を覗いて夕飯を考える。そして30分で作る」
というもの。(効率化という名の雑。)
時短献立に挑戦しました
さて。
今回は仕事で「買い物→献立→調理」をもっと効率的にして、時短、そして精神的にも楽にしたいというリクエストがあったのをきっかけに、食事関連のライフハックを様々収集して私も実際に試してみた際に感じたものをまとめています。
ライフハックとしては、その都度行き当たりばったりではなくてリスト化されていれば、スムーズに事が進むという理論。
これは私も掃除リストを作っているので、確かに納得。
では、料理はどうか…?
時短献立1:我が家の定番料理のリスト化。
主菜であれば、豚肉・鶏胸・鶏モモ・魚・・・などと、カテゴリー分けをして、これまでにさっと作れて好きな味だった料理のリストを作りました。
それぞれ20種類くらいあれば飽きないかな?と思い、20種類を目安に書き出します。

ちなみに、これらはすべて過去Evernoteに溜め続けていたレシピのタイトルを見返して、想起の時間を短縮しています。
また、副菜については火を通さずにさっと和える程度で作れるものと、電子レンジでOKなものを色付けしました。
この一覧表を作るのにかかった時間は1時間38分でした。
時短献立2:献立表を見ながら、1週間の献立に落とし込み
ブログで公開するなら、せめて白い紙にかけばよかったと後悔していますが、裏紙にフレームを印刷してそこに手書きです。

考える流れは、
- 曜日ごとに何肉かがきまっているのを見ながら主食を決める
- 腹持ちと栄養のバランスと調理器具を考慮しながら、副菜と味噌汁を考える
- ネットスーパーの注文と並行しながら、完成させる
という感じ。
この写真は2週間分すべて終わってから撮影をしているので、数日分ずつ書き足していく感じでした。
慣れてないからか、この献立を考えるのがものすごく大変に感じました。毎回30分くらいかかってしまい、時短からはほど遠い。そして結構苦痛…。
皆さんは1週間の献立、どのくらい短時間で考えられるの…?
時短献立3:献立通りに調理する
数日分撮影が抜けましたが、こんな感じで調理をしました。
ちなみに、写真は我が家の5歳児ボーイの盛り付けです。その他家族3人は、お味噌汁以外この3倍くらい食べるのでとても写真にはおさめられず…。

基本的に調理時間は30分以内でおさめるというマイルールがあるので、調理のフォーメーションをイメージしながら一気に作ります。
- 味噌汁の鍋
- 炒め物
- 和え物/茹で/煮物
これらが別々の調理器具で同時並行で行えるように調理してきます。(鍋を調理途中で洗ったりは絶対にしない派)
なので、調理時間については献立をたててもたてていなくても30分くらいは変わらず。
結論:献立は時短になるのか?
新婚の頃は、材料が目の前にあっても何も調理が思い浮かばなくて思考停止してしまい、そこからレシピを調べる(そして今より13年前は料理コンテンツは少なかった)…というと、膨大な時間がかかっていた。
だから、その当時でいうと先に献立ありきで買い物をしてその通りに作る方が効率的で時短になったと思う。
現在はというと、逆に週間献立を考えながら買い物リストを作成(ネットスーパーでも注文)している時間がもったいなく感じた。
従来の買い方は、まず肉や魚を1週間分。
それに野菜を
- 加熱葉野菜
- 生OK野菜
- 腹持ちよい根菜
という感じでバランスよく買っておけば、なんとか「名もない料理」の形になる。
結論として、私は献立を立てると時短になりませんでした。このあたりは人による!と感じます。
献立の有無にも、感覚派か理論派かも関係ありそう
余談ですが、今回献立の通りに調理する企画をやってみて何度も感じたのが、「今日はこの気分ではない」ということ。
もちろん企画としてやっていなければ変更すればいいだけの話なんですが、決められている感(自分が決めたにも関わらず)があって、そこが苦手でした。
でもそのあたりが感覚的ではないタイプだと、決まっているものを淡々と作る安心感、安定感もありそうです。
やっぱり献立を立てた方が効率的かどうかは、人によって異なると感じました。
そうそう、現在は「献立を立てずに夕飯を作るとどうなるか?」(これまでの仕組み)を記録しているので、何か発見があったらまたブログアップします!
みなさんは、夕飯の支度、献立づくりに関してどんな工夫がありますか?
夕飯時短については、コラムも過去かいています:
https://optlife.co.jp/q_and_a_03/